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◎会社を売却について ・会社を買収する目的 会社の買収に掛かるお金は会社を興すよりも高くつくものです。それでも既存の会社を買収するのは、大きなメリットが存在しているからです。合併を目的とする買収では、買収対象の会社が持つ「有形無形の財産」が目的となります。高い利益を上げている商品やブランドだけでなく、工場や機械などの施設・設備、経験や技術を蓄積した熟練工や技術者なども含まれます。 M&Aのような投機を目的とする買収では、経営に介入して企業価値を高めたうえで会社を売却し利ざやを稼ぐという利得目当てで買収が行われます。休眠会社の買収では、創業年数や各種認可をそっくりそのまま利用することを目的としています。
このように、会社の買収は高額なものですが買収額に見合うだけの利益が得られるからこそ行われているのです。
・会社の売買とは 会社が販売している商品だけでなく、会社そのものも売買の対象になることは意外と知られていないものです。会社の売買は「公開している株式の過半数取得」「経営権の譲渡」「株式交換による買収合併」など、株式や経営権といった権利の売買によって行われます。 また、最後に登記してから12年以上経過した営業実態の無い会社である「休眠会社」を売買する業者も存在しており、私たちの知らないところで会社の売買が行われています。
・経営危機から脱する 会社の経営は、常に綱渡りを続けているようなもので一度の判断ミスが取り返しの付かない結果を招くこともあります。もしも会社が傾くような結果を出してしまった場合、経営者は責任を取らなければならなくなります。 もし、会社に独自技術や特許などの魅力的な財産があった場合、会社が抱えている負債を肩代わりする形で買収してくれる同業他社が現れることもあります。
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